​森を守り人の暮らしに役立てたい。

人が一度手をつけた森は、原生林などと違って人が管理しなければて荒廃してしまいます。近年は備長炭の原木となるウバメガシもキクイムシなどの害虫の食害で枯れてしまう現象が続いています。古くなった木や弱った木が増えると害虫の食害を招きやすくなるというのです。備長炭などの炭焼きは、30年前後でウバメガシやカシを伐採して、新しい森へと更新してきました。右上の写真をご覧ください。ウバメガシを伐採した後から新しい芽が吹き出しています。杉や檜では一度伐採すると再生することはありませんが、ウバメガシは伐採してもやがて成長して再び原木と利用できて、結果的に森を維持することにつながります。まさに、人と自然が織り成してきた「里山」と呼ばれる環境が、そこにはあります。備長炭を作ることで、森が守れるのではないか、再生可能なエネルギーを人の暮らしに活かせることができると信じて、日々精進しています。

ウバメガシの薪作りもやっています。

 

​​ウバメガシなどブナ科の樹木がキクイムシなどの害虫によって食害される原因には、温暖化などの地球レベルの原因のほかに、人による森の更新が途絶えて、結果的に木の樹勢が衰えてしまうことなどが挙げられています。樹勢の衰えた老木は、キクイムシなどの害虫が侵入しやすくなると言われていて、やがては若い木までが食害を受ける仕組みが出来上がってしまいます。最終的には、ウバメガシばかりでなく山全体が枯れて問題となってきました。さらに、老木は備長炭の原木としては商品化には向いていないことから、伐採されても山に放置されてしまうことが多く、そこで害虫が繁殖しやすくなるという悪循環が生まれてきたと言うのです。そこで、マルモ製炭所では、あえてそうした放置木を山から運び出して薪として利用することを始めました。森を元気にする一助と考えています。

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